2013年8月7日

佐野元春27歳、80年代初期の若き情熱を映した奇跡のドキュメンタリー『Film No Damage』の全国ロードショーが決定した!

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◎1983年、中野サンプラザで行なわれたライヴがフィルムに記録された。佐野元春、80年代初期の姿を映した奇跡のドキュメンタリー、それが『Film No Damage』だった。しかし、30年前の7月18日、中野サンプラザホールを皮切りに全国で上映され、それ以後、フィルムが行方不明となっていたという。しかし2012年、この『Film No Damage』のフィルムが奇跡的に発見された。フィルムは時間をかけて完全デジタル・リマスター化され、5.1chサラウンド・システムによって当時の感動と興奮をさらに磨きをかけて再現。オリジナル上映から30周年目となる2013年9月7日(土)より全国でロードショーされることが決定した。

※以下メーカー・インフォメーションより
●MOTOHARU SANO ARCHIVES on MOVIE:佐野元春『Film No Damage』
つまらないオトナにはなりたくない。
佐野元春27歳、80年代初期の若き情熱を映した奇跡のドキュメンタリー!
[2013/日本/71 分/カラー/5.1ch]
◎公開予定:2013年9月7日(土)より全国順次上映
◎チケット
前売券:一般・1,800 円/学生,小人・1,300円
(チケットぴあにて8月1日より販売Pコード:464−940)
当日券:一般・2,000 円/学生,小人・1,500円

○製作・配給:ソニー“Livespire”(ソニーPCL 株式会社)
○企画:株式会社ソニー・ミュージックダイレクト
○制作協力:株式会社エムズファクトリー音楽出版
(C) 1983 Epic Records Japan Inc.

上映劇場、日程など、詳細は以下のURLにて
http://www.livespire.jp/movie/motoharusano.html

佐野元春 オフィシャル・ファンサイト(映画予告編ムービー)
http://www.moto.co.jp/Film_NoDamage/

●『Film No Damage』について
本作『Film No Damage』はまだMTVもミュージック・クリップも殆ど無かった時代、しかも映像を撮影する環境も今ほど揃っておらず、ビデオ機材もほとんど無かった頃に制作された作品だ。全編16mmフィルムで撮影され、多くの日数をかけて編集され完成した。80年代前半において、このようなクオリティとプロット・ストーリーを兼ね備えたロック・ドキュメンタリー・フィルムは、他に例を見ない。

撮影・監督は井出情児。彼は日本におけるロック・ドキュメンタリー映像作家の第一人者でありパイオニアと言える人物。佐野元春は自身のドキュメントを撮影して欲しいと、自ら井出情児に依頼し、完成したのが本作だ。

若き日の佐野元春は、いくつかのロック・ドキュメンタリーを見て感動した経験があった。ザ・ビートルズの『レット・イット・ビー』(70年)、『ウッドストック』(69年撮影/70年公開)、そしてザ・バンドの『ラスト・ワルツ』(76年撮影/78年公開)だ。多感な時期に見たこれら作品は、彼にとっての音楽映像に関する基本的な尺度となった。

83年当時、27歳の佐野元春は、ドキュメンタリーとエンターテインメント性を兼ね備えた作品は日本には少ないと感じていた(註:この前後の時期には、例えば有名なところでは『だからここへ来た70年全日本フォークジャンボリーの記録』(70年)や、キャロルのドキュメンタリー『キャロル』(74年)、甲斐バンドの『THE BIG GIG』(83年)などがあるが、ドキュメンタリーとエンターテインメント性の両方を兼ね備えた作品はほとんど存在しなかった)。

佐野元春はこの時期、その活動ベースを日本からアメリカへ移そうと考えていた。そして自分のキャリアもそう長くは続かないであろう、と感じていた彼は、デビューから3年間のライヴを映像として記録しようと思い立った。そこで井出情児に自ら制作を依頼、それを受けて井出情児も即座に佐野元春の考えを理解し、『Film No Damage』プロジェクトはスタートした。

この『Film No Damage』は、83年に井出情児の手によって16mmフィルムで撮影され、同年7月18日の中野サンプラザホールを皮切りに全国で劇場公開された作品だ。本作の一部は、その後84年12月1日にリリースされた映像作品『Truth ’80-’84』等に収められたものの、上映終了後にマスターが所在不明となり、長らく全編の再上映や製品化されることはなかった。そのためファンの間では「幻のフィルム」として知られていたが、Epicレーベルの倉庫から2012年に奇跡的にマスターが発見され、『Film No Damage』の初上映からちょうど30周年の節目を迎える2013年9月、5.1chデジタル・リマスター版となって待望の劇場公開が実現する運びとなった。5.1chサラウンド・システムによって、当時の感動と興奮がさらに磨きをかけて再現されている。なお今回のデジタル・マスタリングにあたって、当時、アルバム『SOMEDAY』のレコーディング制作に関わった、坂元達也が監修した。

このロック・ドキュメンタリー『Film No Damage』は、当時の佐野元春を知る世代だけではなく、新しい世代にも伝わる青春の普遍性を感じさせるものだ。本作はまさにレジェンドと呼ばれるに相応しい輝きを放っている。