2013年9月30日

イタリア新鋭のプログレッシヴ・ロック・バンド、サラストロ・ブレイクのデビュー・アルバム:ファンタジックかつダイナミズムを持った注目作品!

サラストロ・ブレイク『ニュー・プログマンティクス』
◎新鋭プログレッシヴ・ロック・バンドが続出している近年のイタリアであるが、これは別格。イタリアのコモ出身のパオロ・ピグニ(Paolo Pigni)を中心とするプロジェクト、サラストロ・ブレイク(Sarastro Blake)のデビュー作は、まずゲスト参加の顔ぶれからして凄い。リック・ウェイクマン(Rick Wakeman)、リチャード・シンクレア(Richard Sinclair)、デヴィッド・ペイトン(David Paton)、デイヴ・ローソン(Dave Lawson)、ニック・マグナス(Nick Magnus)、ビリー・シャーウッド(Billy Sherwood)という英米トップ・クラスのプログレ系ミュージシャンが惜しげもなく投入されているのだ。しかも、まるっきりゲスト頼りというわけではなく、イエス(Yes)風シンフォニック・サウンドにフルートをフィーチャーした初期PFM風の叙情性を基調としてアメリカ西海岸ロック的な抜けの良さと爽快感を加味した楽曲を、ファンタジックでありながら情緒には流されずダイナミズムを保った方向性で演奏しているのだから最強だ。シェイクスピアやロバート・バーンズなどの詩人の世界観を音楽化したコンセプト・アルバムという設定に見合ったスケール感を持つ楽曲のクオリティも群を抜いており、往年のプログレ名曲引用センスもマニア心をくすぐる。[鬼形 智/SD168]

Sarastro Blake – New Progmantics (2013 Preview)

Official: http://www.sarastroblake.com/
http://www.mentalchemyrecords.com/blake.htm