2013年10月7日

ユーライア・ヒープ全盛期のヴォーカリスト、デヴィッド・バイロンがヒープ脱退後に自らの名前を冠したバンドで1981年にリリースした唯一のアルバム!

デヴィッド・バイロン・バンド 『オン・ザ・ロックス』
◎ユーライア・ヒープ(Uriah Heep)全盛期のヴォーカリスト、デヴィッド・バイロン(David Byron)がヒープ脱退後にソロ~ラフ・ダイアモンド(Rough Diamond/※下段写真)というバンドを経て、自らの名前を冠したバンドで1981年にリリースした唯一のアルバム『オン・ザ・ロックス(On The Rocks)』(※右上写真)。この時期のベテラン・ハード・ロッカーといえば、フラッシーなヘヴィ・メタルに接近して微妙な結果に終わってしまうというパターンが多く、本作もジャケット・デザインを見る限りでは一抹の不安が漂うが、そこでパスしてはいけない。ロビン・ジョージ(Robin George)、ボブ・ジャクソン(Bob Jackson/元バッドフィンガー)、メル・コリンズ(Mel Collins/元キング・クリムゾン)等の渋めなブリティッシュ・ロック職人を起用した楽曲は、70年代初期ヒープが得意としていたヘヴィネスは薄れたものの、80年代ロックの大仰な要素や軽薄さは微塵も感じられない重厚かつ濃厚なものとなっているからだ。ハード・ロックにAORやファンクの要素も取り入れたサウンドにバイロンがシャウトしまくる構成は、これぞ70年代ハード・ロッカーと拳を握らずにいられない。85年にアルコール過剰摂取で亡くなったバイロンにとって、本作は最期の輝きとなった。[鬼形 智/SD168]

Album: ROUGH DIAMOND『Rough Diamond』Island / ILPS 9490 / 1977

Official website for pre-1986 Uriah Heep:http://www.moreheep.com/