2013年11月15日

ドリーム・シアターが2012年8月にアルンゼンチンで行なったステージを収録したライヴDVDをリリースした!

ドリーム・シアター『ライヴ・アット・ルナ・パーク 2012』
◎自らのバンド名を冠した最新作が好評なドリーム・シアター(Dream Theater)が2012年8月にアルンゼンチンで行なったステージを16台のカメラで収録したライヴDVDをリリースした。このステージはマーク・ポートノイ(Mike Portnoy/Ds)脱退から新ドラマーにマイク・マンジーニ(Mike Mangini)を迎えてアルバム『ア・ドラマティック・ターン・オブ・イベンツ(A Dramatic Turn Of Events)』をリリースした後の世界ツアーより、昔から熱狂的なファンが多かった南米公演の一環として開催されたもので、現地ではアリーナ・クラスの集客を誇るバンドだけあって熱狂的なオーディエンスに呼応した充実のステージが繰り広げられている。会場規模の割には演出やステージに投影される映像がシンプル過ぎるのが気になるが、それをカヴァーして余りあるのが各メンバーが披露する超絶技巧の数々だ。ジョン・ペトルーシ(John Petrucci/G)とジョン・マイアング(John Myung/B)とジョーダン・ルーデス(Jordan Rudess/Key)による高速ユニゾン大会は3曲に1回程度の割合で飛び出すし、まるで教則ヴィデオのように執拗に演奏者の手元を追ったカメラ・ワークも、実にファンの想いを理解している。なかでも圧巻なのはマイク・マンジーニが実力を遺憾なく発揮したドラム・ソロのコーナーで、ハイハット&シンバルとタム類を左右対称に配置した変則セッティング(マーチング・バンド経験者に多い)を活かしたプレイは、テクニック&パワーおよび構成力すべてにおいて抜群で画面に釘付けになってしまう。数名のドラマーがポートノイ後任の候補に上がっていたが、マンジーニが選ばれて正解だったと多くのファンが納得するほどに素晴らしいものだ。

話がドラムスに集中してしまったが、もちろん他のメンバーにも見せ所は満載だ。高速ギター・ソロは当然として、ストリングス・セクションを起用した静かなナンバーでのアコースティック・ギターも光るペトルーシ。キーボード一台のシンプルなセッティングながらタッチ・パッド等を駆使して多彩な音色を繰り出すルーデス。とかくライヴにおけるピッチの不安定を揶揄されるジェイムズ・ラブリエ(James LaBrie)だって一部の曲で疲れを見せる以外はパワフルな喉を響かせる。DVD2枚組、ブルーレイに加え、DVD+ブルーレイ+同内容の3CD+豪華ブックレットを封入したデラックス・エディションの3フォーマットでのリリース。 [鬼形 智/SD169]

Dream Theater / Pull Me Under(Live at Luna Park)

Official: http://www.dreamtheater.net/
http://www.liveatlunapark.com/