2013年12月15日

80年代のマイク・オールドフィールド作品でも知られる、女性ヴォーカリスト、マギー・ライリーが4年ぶりとなる最新アルバムをリリース!

マギー・ライリー『ヘヴン・セント』
◎マギー・ライリー(Maggie Reilly)というと、「ムーンライト・シャドウ(Moonlight Shadow)」(※下段写真)や「トゥ・フランス(To France)」などのマイク・オールドフィールド(Mike Oldfield)作品でのヴォーカルが印象深いが、それらの楽曲のカヴァーとオリジナルを半々で収録していた前作『ルッキング・バック、ムーヴィング・フォワード(Looking Back, Moving Forward)』(※下段写真)から約4年振りとなる新作『ヘヴン・セント(Heaven Sent)』(※右上写真)の登場だ。

1991年の初ソロ『エコーズ(Echoes)』以降、8作目となる本作は、ポップ・ロック色強いシングル「ジュリエット(Juliette)」や、ディスコ調のタイトル曲、美しいバラードの「イフ(If)」などバラエティに富むオリジナル楽曲が揃い、緻密なアレンジがマギーのクリアに響くヴォーカルを引き立てる。特に素晴らしい仕上がりなのが、スコットランドのトラッド/フォーク色を打ち出した①⑤⑨⑩⑫といった楽曲。前々作『ローワン(Rowan)』もトラッド色の濃いものだったが、より幻想性を帯びたアレンジが曲に奥行きを与えている。イントロが「チューブラー・ベルズ(Tubular Bells)」を思わせる⑤、フィドルとパイプが哀愁に満ちた⑩、力強いギターが絡んでくる⑫のスケールの大きさは見事だ。コアーズ(The Corrs)のようにキャッチーな①も不思議な魅力がある。[遠藤哲夫/SD170]

7incj: Mike Oldfield「Moonlight Shadow」Virgin / VS 586(1983年)/CD:『Looking Back, Moving Forward』Red Berry / RBR0006 (2009年)

Official: http://www.maggiereilly.co.uk/