2014年1月26日

フランスのジャズ・ロック・グループ、“アビュ・ダンジュルー”のデビュー作にして傑作アルバム『第4楽章』がリイシューされた!

◎フランスのジャズ・ロック・グループ、アビュ・ダンジュルー(Abus Dangereux)のデビュー作にして傑作となった『第4楽章(Le Quatrieme Mouvement)』がついに再発された。彼らはピエール・ジャン・ゴーシェ(Pierre Jean Gaucher)を中心に1977年に結成されている。彼はもともとプログレッシヴ・ロックやカンタベリー系のバンド、ソフト・マシーン(Soft Machine)やゴング(Gong)、マハヴィシュヌ・オーケストラ(The Mahavishnu Orchestra)、マグマ(Magma)に影響を受けていたようだ。

本デビュー作は1979年にイギリスのロンドンでレコーディングされているが、約2時間40分で録音されたとのことだ。ライヴ一発取りに近いものだ。今回の再発ではその時のリハーサル音源もボーナス曲として収録されており興味深い。彼のテクニカルながらメロディアスなギターを中心に妖艶な女性スキャット、野太いベース、心地よいエレピ、サックス、チェロ、ヴァイヴ奏者を交えた10人編成で、緊張感溢れるジャズ・ロックをめくるめく展開でスピーディに繰り広げていく。この後はジャズ・ロック色を強めていくが、本作におけるプログレとの独特のバランス感覚が貴重で、70年代と80年代を繋ぐ興味深いものだ。その後ブノワ・ムーラン(Benoit Moerlen)も参加した。[祖父尼 淳/SD171]

Official: http://www.pierrejeangaucher.com/