2014年1月31日

スティーヴ・ハケットが豪華ゲストとともに繰り広げる“ジェネシス・リヴィジテッドⅡ”ツアーのハイライト!

スティーヴ・ハケット『ジェネシス・リヴィジテッド・ライヴ・アット・ハマースミス』
◎昨年6月に行なわれた来日公演の感動もまだ新しいなか、スティーヴ・ハケット(Steve Hackett)の“ジェネシス・リヴィジテッドⅡ”ツアーから新しい成果がもたらされた。その日本公演に先立って行なわれた2013年5月のロンドンはハマースミス・アポロ公演の模様をCD3枚、DVD2枚というボックス・セット並みのヴォリュームでまとめた本作『ジェネシス・リヴィジテッド・ライヴ・アット・ハマースミス(Genesis Revisited: Live At Hammersmith)』である。

日本公演も先に『TOKYO TAPES』として発売された“ジェネシス・リヴィジテッドⅠ”の公演よりショウのセット内容がよかったという声が高く、2時間以上に及んだショウはファンに大きな感動を残したけど、ハマースミス公演はいってみれば“ジェネシス・リヴィジテッドⅡ”ツアーのハイライトというか大きな山場であったわけでステージのセッティングや照明なども悔しいが、日本公演の比ではないくらいスケールが大きい。しかし、もっとも異なる点は多彩にして豪華なゲストの顔ぶれである。つまりアルバム『ジェネシス・リヴィジテッド』のレコーディングに参加していたアーティストが次々にステージに登場してくるのだ。ジョン・ウェットン(John Wetton)、ニック・カーショウ(Nik Kershaw)、ジャッコ・ジャクスジク(Jakko Jakszyk)、アマンダ・レーマン(Amanda Lehmann)、そしてスティーヴ・ロザリー(Steve Rothery)と、それぞれがジェネシスの代表ナンバーをじつにうれしそうにパフォーマンスするくだりは圧巻というにふさわしい。

もちろんバンドの“核”は日本公演でもハケットを支えたメンバーで、ヴォーカルに抜擢されたユニファウン(Unifaun)のナッド・シルヴァン(Nad Sylvan)以下、みなすばらしい演奏を繰り広げており、ハケットが“Ⅱ”ではライヴを意識して作ったという目論見をほぼ完璧に表現しきっているのは大きな聞きどころだろう。ハケット自身もっとも好きだと本誌インタヴューで語った「ダンシング・ウィズ・ザ・ムーンライト・リット」や彼が主導権を握って録音した『トリック・オブ・ザ・テイル』からのナンバーは説得力がひときわだったよう聞こえるのは気のせいだけではあるまい。

DVDにはコンサートをフルスケールで収録(音声は5・1chサラウンド・ミックスも収録)、より生々しくショウを体感できる。また楽屋裏の風景や本編未収録映像で構成されたドキュメンタリーも収められ、このプロジェクトを多角的にとらえていて、記録としても価値を高めている。[廣川 裕/SD172]

STEVE HACKETT – Dance on a Volcano (OFFICIAL LIVE VIDEO)

Official: http://www.hackettsongs.com/
http://www.insideoutmusic.com/newsdetailed.aspx?IdNews=13299&IdCompany=8