2014年2月6日

“カーネーション”結成前夜の前身バンド“耳鼻咽喉科”とは別に直枝名義で制作された自主カセット『東京ゴジラ』が初CD化!

◎再始動したナゴムレコードの第2弾は、カーネーションの直枝政広(現)が1982年に配付したカセット・テープ音源に、同時期の音源11トラックを追加収録したモノ。元の音源はケラ(KERA)が気に入りソノシート5枚組でのリリースを計画したものの諸般の事情により(予算でしょうね。「なんで他人のレコード出すためにオレがこんなにバイトしなきゃならないのかと思った」というケラの懐古発言あり)、未発売に終わったもの。配付数がどれほどの数だったかは不明だが、相当にレアであることは間違いない。今回のリリースは、ケラのこの音源への想いとともに、直枝自身の意志による過去の音源のアーカイヴ化の一環でもあると思われる。

で、その内容なのだが、これがイイんだな。すでにある種の達成度に到達している“直枝音楽”を楽しむことができるのはもちろん、この時代のカセットによるプライベート録音特有の“あがなうことのできない引力”が充満しているのだ。DTMでは産み出し得ない“熱意と工夫と身内にだけ通じればいい冗談”に満ちた22トラックが放つ輝きは、再現不能な宝物であることがわかる。[鈴木 祐/SD172]

Official:
http://www.carnation-web.com/