2013年2月8日

「ウィルコ」のジャパン・ツアー大阪公演に「くるり」のゲスト出演が決定!

Wilco - The Whole Love
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◉2010年に実現した初単独来日公演、翌2011年フジロック・フェスティバル、ホワイト・ステージのヘッドライナーと素晴らしい来日ステージを観せてくれた、アメリカの国民的ロック・バンド「ウィルコ(Wilco)」の3年ぶりとなるジャパン・ツアー大阪公演に「くるり」がゲスト・アクトとして出演することが決定した。

(右写真はCD: ウィルコ『ザ・ホール・ラヴ』)

Wilco Official Website:http://wilcoworld.net/
くるり オフィシャル・サイト:http://www.quruli.net/

 

ウィルコ/くるり

上:ウィルコ/下:くるり

◎「くるり」のフロントマンである「岸田繁」氏からコメントも到着!

 ずっと観たかったWilcoの、まさかフロントアクトをやらせてもらえるなんて・・・。
Whole Loveはここ二年の僕のテーマソング。ずっと好きでした。
ありがとう。
岸田 繁(くるり)

「ウィルコ」と「くるり」は、それぞれ自身のアルバムでジム・オルーク(ソニック・ユース等に在籍経験のあるプロデューサー/エンジニア)と共同プロデュースした作品を発表しているという共通点もあり(ウィルコはグラミー賞2部門に輝いた2004年の5thアルバム『ゴースト・イズ・ボーン』、くるりは2000年の2ndアルバム『図鑑』)、音楽的にも興味深い一夜になりそうだ。

●WILCO Japan tour 2013
大阪公演
◎日程:4月10日(水)
○会場:Namba HATCH
○開場/開演:18:00 open/19:00 strart
【ゲスト・アクト:くるり】

東京公演
◎日程:4月12日(金)
○会場:ZEPP DiverCity Tokyo
○開場/開演:18:00 open/19:00 strart

◎日程:4月13日(土)
○会場:Shibuya AX 〈追加公演〉
○開場/開演:17:00 open/18:00 strart

○お問い合わせ先:SMASH 03-3444-6751
詳細は以下のURLのページにて
http://smash-jpn.com/live/?id=1875


◉ウィルコの最新作である『ザ・ホール・ラヴ』のCD解説を2011年9月発売のストレンジ・デイズ144号(2011年11月号)からピック・アップして掲載いたしました。

ウィルコ『ザ・ホール・ラヴ』
Wilco『The Whole Love』
ソニー / EICP-1476 
2011年9月28日発売
ボーナス・トラック収録/初回スぺシャル・パッケージ
http://www.sonymusic.co.jp/wilco

~自身のレーベルを設立してさらなる前進を目指した8作目~

 フジロック2011最終日ホワイト・ステージの大トリを務めたウィルコ。僕は残念ながら未見だが、周囲の評判はメチャクチャよかった。そのステージでは新作からのナンバーを、それも冒頭から披露するなど、計3曲を演奏したようだが、どれも他の代表曲と同じくらいの声援を受けていたようだ。

 そんな期待の新作がついにリリースされる。しかも世界的な成功を収めたノンサッチを離れ、自己のレーベルdBpm Records(デシベルズ・パーリミット・レコード)を設立しての第1弾としてのものだ。今回配給元をエピタフ傘下のアンタイと組んだことから日本ではソニーからの発売となった。

 ウィルコは前身のアンクル・チュペロ時代から数えると25年以上のキャリアを誇る。しかし、グラミー賞を受賞しようが、国民的バンドになろうが、バンドとしてプログレスすることを一度も放棄することはなかった。いまやオリジナル・メンバーはジェフ・トゥイーディとジョン・スティラット2人だけになってしまったが、バンドに新たな刺激を持ち込む新メンバーをポイントで補強しながら、常にエキスペリメンタルな姿勢でサウンド・メイキングに挑戦し続けている。ぼくが最大限評価したいのは、そうしたバンドの意識である。しかも、デビュー以来変わることのない、いやさらに磨きをかけたポップネスも盛り込まれているのだから、鉄壁と言っていい。この新作はこれまでのウィルコの総決算という側面もあるが、さらなる進歩を刻もうとする強固な意志がみなぎる快作だ。トゥイーディの柔和な歌声はウィルコの財産だが、ここではより情感の細やかさがきわだっているように思える。ノイズからメロトロン、弦まで大胆に使った音作りの緻密さは特筆ものだが、特に活躍が目立つのは、ギターのネルス・クラインだろうが、ウィルコと並行してソロ活動も積極的に行なっているクラインはもともと、アヴァン・ジャズ方面で鳴らしていた人だが、単に異化をもたらすだけじゃなく、ウィルコに新しい視界を提供している。トゥイーディと共同でプロデュースにあたったマルチ奏者のパット・サンソンの働きも見逃せないだろう。ルーツ・ミュージックへの確かな目配せと、伝統的なポップへの愛情、そして制限を設定しない冒険心。彼らはさらなる変化と進化を求め前進する。[廣川 裕/SD144]