2014年5月27日

イエスのギタリスト、スティーヴ・ハウが在籍していたことでも知られる“トゥモロウ”が68年に発表した英サイケ・ポップの傑作!

『トゥモロウ+12』
◎英国ポップ・サイケの名作のリイシュー。これまでも幾度となく再発されてきた作品なのだが、今回は本編11曲をオリジナル・モノ・ミックスで収めたうえで、リアル・ステレオ・ミックスの存在するアルバム収録曲8トラックやシングル曲、関連楽曲など12曲を追加収録したもの。これまでの再発諸作と比較しても、モノ・ミックスの音の太さと説得力の差には歴然たるものがある。ここ数年いろいろと出てきている「もうCDで何枚も持ってるけど、やっぱり買わなしゃあない」決定版になっている。

このグループについては“スティーヴ・ハウ(Steve Howe)の”とか“トゥインク(Twink)”のと呼ばれることも多いのだが、やはりキース・ウエスト(Keith West)のグループであると捉えるべきだと思う。ヒット狙いを最大の目的としつつも、一種過剰に実験的だったり冗舌だったりする微妙に中途半端だったりするところも含めてね。ただ、そんな空気がこの頃の英国音楽シーンの最前線だったりもするワケで、そういった時代の風が今も感じられるといった意味でもこのアルバムが英国ポップ・サイケの名作であるということですね。[鈴木 祐/SD176]