2014年6月3日

新鋭プログレッシヴ・ロック・バンド、“ラ・マスケラ・ディ・チェッラ”の2010年作『炎の花びら』が再発された!

◎現行イタリアン・シンフォを代表するバンドのひとつラ・マスケラ・ディ・チェラ(La Maschera Di Cera)の代表作2作が紙ジャケット、SHM-CDにて国内盤化されている。PFMのフランツ・ディ・チョッチョ(Franz Di Cioccio)の制作した2006年のサード『冥界王の光(LuxAde)』(※下段写真)と2010年の『炎の花びら(Petali Di Fuoco)』(※右上写真)だ。

ハモンドやメロトロン、シンセサイザー、フルートなどが往年のイタリアン・プログを追想するように熱く鳴らされ、ヘヴィなギターとリズム・セクションが攻めぎあう前者は、ハードさと哀愁のバランスが聞きもの。さすがにチョッチョの手を借りているだけあって、構成の巧みさが飛躍的に向上した快作だ。一方後者も同じくチョッチョ・プロデュースだが、新ギタリストを迎え、全体の流れや緩急に余裕と工夫を凝らし近時のイタリアン・プログを代表する堂々とした威風を感じせる。新ギタリストの加入効果は明らかで、5曲目あたりの甘美なギター・ソロなどは新機軸といえる。ただ、彼らの持ち味といえるヴィンテージ感やダイナミックさは健在で、なかでも後半の展開力には思わず圧倒されそうになる。イタリア・ファンは必聴だ。 [廣川 裕/SD176]

同時発売CD:『冥界王の光(LuxAde)』VSCD-4250 / org.2006

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