2013年2月14日

米プログレッシヴ・ロックのパイオニア、パブロフス・ドッグの初期2作品がリマスターCD(輸入盤)にて再発される(2/2)

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◎米プログレッシヴ・ロックのパイオニア、パブロフス・ドッグ(Pavlov’s Dog)の初期2作品が3月25日にリマスターCD(輸入盤)で再発される。1970年代初頭、シンフォニックなプログレッシヴ・ロックを目指すバンドが皆無だったアメリカにおいて、デヴィッド・サーカンプ(David Surkamp)のハイ・トーン・ヴォーカルと多彩な器楽がもり立てる抒情性あふれるサウンドで人気を博したのがパブロフス・ドッグだ。75 、76年に2枚のアルバムを残した後、一度はシーンを去ったが、近年のプログレッシヴ・ロック・リヴァイバルの波にのり、2004年には6人のオリジナル・メンバーにより再結成され再び活動を続けている。

PAVLOV’S DOG『At The Sound Of The Bell』
◎名作の呼び声の高いデビュー作は、当時(1975年)の日本では発売に至らず、パヴロフス・ドッグのサウンドに触れるには、輸入盤を探して聴く以外に方法はなかった。けれどもデビュー作の評価が高まるにつれ、国内発売の要望も強くなった。そんな折、なんとパヴロフス・ドッグはタイミングよく、セカンド・アルバムをリリースした。それが本作『At The Sound Of The Bell(邦題:条件反射)』である。評価が高いファースト・アルバムが日本では未発表だったにもかかわらず(パヴロフス・ドッグ=条件反射とはいかにもだが)、本作がリリースされた最大の理由は、ゲスト・プレイヤーとしてキング・クリムゾンのドラマー、ビル・ブルーフォード(Bill Bruford)が迎えられていたからだろう。

マイク・サフロンとジークフリート・カーヴァーが抜け、代わりにトーマス・ニクソンが加入して6人編成で再スタートを切った彼らだったが、残念ながらデビュー作を越える作品を残すことはできなかった。他にゲスト・プレイヤーとして、ロキシー・ミュージックのアンディ・マッケイ、マイケル・ブレッカーなどが参加。プロデュースは前作同様、ブルー・オイスター・カルトを手がけたサンディ・パールマンとマレイ・クラッグマン。[岩本晃市郎/SD122]