2014年6月21日

エヴリシング・バット・ザ・ガールのベン・ワット(Ben Watt)が何と31年振りに2作目となるソロ・アルバムをリリース!

ベン・ワット『ヘンドラ』
◎ボサノヴァ・ミーツ・ネオアコの大傑作『ノース・マリン・ドライヴ(North Marine Drive)』から31年ぶりとなるソロ作。エヴリシング・バット・ザ・ガール(Everything But The Girl)を2000年に解散してからは、DJ活動やレーベル運営に力を入れていたベン・ワット(Ben Watt)であるが、「ビートや他人が作り上げたものではなく、歌詞や音楽に戻る必要性」を感じて作り上げたものだけに、年齢相応ともいえるビターな歌声と、アコースティック主体ながら絶妙にエレクトロニクスを絡めた演奏が、どこか憂いを秘めながらも、それでいてポップな世界を紡ぎ出している。

「Hendra」や「Matthew Arnold’s Field」は、姉や父親を亡くしたことが反映されているのか、もの悲しいトーンに包まれているが、「Nathaniel」はアーシーなロックだったり、「Forget」はAOR風で、ジャクソン・ブラウン(というかテレンス・ボイラン)を思わせるところもある。センシティヴなシンガー・ソングライター的な曲調は親近感があって心地よいが、不思議なフォーキー感はベン・ワットならではだろう。元スウェード(Suede)のバーナード・バトラー(Bernard Butler)がギタリストとして参加、「The Levels」ではデヴィッド・ギルモア(Dave Gilmour)が印象的なスライド・ギターを弾いている。[遠藤哲夫/SD176]

Ben Watt with David Gilmour / ‘The Levels’ (Live)

Official Website:
http://benwatt.com/
Official facebook:
https://www.facebook.com/benwattmusic