2014年11月5日

グラスゴーの伝説的バンド、ザ・ヴァセリンズ(The Vaselines)の新作『ヴィ・フォー・ヴァセリンズ』!

◎セットしたとたんに飛び出してくるあのザ・ヴァセリンズ(The Vaselines)節。うーん、たまらん。カート・コバーン(Kurt Cobain)が夢中になったあのポップでパンクなロックンロールの楽しさはここでもまったく変わらない。20年ぶりのアルバムと話題になった『セックス・ウィズ・アン・エックス(Sex With An X)』ももう4年も前のことになるし、一昨年には来日してデビュー・アルバム『Dum Dum』の完全再現ライヴなんてのも披露してくれたっけ。年月のキャリアだけで言えば超ヴェテランなわけだが、そんな言葉がまったくふさわしくない素人っぽさが曲や演奏を活き活きとさせて、それが何ともキュートなのはこの新作でも同じ。

スコットランドのモグワイ(Mogwai)のスタジオに集まったのはベル・アンド・セバスチャン(Belle And Sebastian)やティーンエイジ・ファンクラブ(Teenage Fanclub)などの仲間たちで、彼らと産み出すスタジオ内でのヴァイブがアルバムからこぼれ落ち、それだけで頬が緩むのだが、実際、曲そのものも「クレイジー・レディ(Crazy Lady)」なんて曲があったりして、前回以上にユージン・ケリー(Eugene Kelly)とフランシス・マッキー(Frances McKee)との混ざり合い具合が深く、とても良い。[大鷹俊一/SD181]

The Vaselines “One Lost Year” (acoustic)

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