2014年11月6日

80年代に登場した英ネオ・プログレ・グループ、ペンドラゴンの新作『メン・フー・クライム・マウンテンズ』!

◎80年代、プログレが瀕死の状態にあったとき、希望の灯りをわずかながらでも点し続けていたのが、マリリオン(Marillion)であり、IQであり、このペンドラゴン(Pendragon)だった。今作『メン・フー・クライム・マウンテンズ(Men Who Climb Mountain』はスタジオ・アルバムとしては10作目。オリジナル・メンバーはニック・バレット(Nick Barrett/ギター、ヴォーカル)とピーター・ジー(Peter Gee/ベース)、キーボードは2作目からのクライヴ・ノーラン(Clive Nolan)。ドラムは新しく、ネオ・プログレバンド、フロスト(Frost)のクレイグ・ブランデル(Craig Blundell)が務めている。アコースティックな「Belle Âme」からハードな「Beautiful Soul」への展開からして、シンフォ・ロックの王道。超バカテクに走らないのがこのバンドの良さだが、それはバレットの詩心が底辺に流れているからこそ。叙情的で丁寧な音色は変わらず、「In Bardo」、「Faces of Light」の泣かせるギターも期待どおりだ。

ディスク2はバレットのソロ・アコースティック・ライヴを収録。スタジオ3作目の『ザ・ワールド(The World)』から前作『パッション(Passion)』までの代表曲をパッケージ、アット・ホームな暖かさが伝わる。ピンク・フロイド、ジェネシスの色も見え、「This Green and Pleasant Land」と「Masters of Illusion」はやはりいい。80年代バンドは“聴かず嫌い”の人にも、聴いてもらいたい。[等々力 侑/SD181]

Beautiful Soul from Men Who Climb Mountains by Pendragon

Official Website:
http://www.pendragon.mu/
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