2014年12月23日

ソニック・ユースのフロントマン、“サーストン・ムーア”のソロ4作目となる最新作『ザ・ベスト・デイ』!

◎たとえばテレヴィジョンのトム・ヴァーレインが言葉の一つひとつ、音色の一つひとつにあまりに神経を配りすぎてなかなか発表する新作品が出てこないのに比べると、このサーストン(Thurston Moore)の大らかさというか、良い意味での気楽さは頼もしい。活動した時代背景の違いでこれほど差が出るものなのかとも思うが、それはテレヴィジョン(Television)とソニック・ユース(Sonic Youth)の違いとも重なり合っている。

ほぼ1年前にチェルシー・ライト・ムーヴィング(Chelsea Light Moving)としてのお披露目アルバムをリリースしたと思ったら、こんどは3年ぶりのソロ作だ。盟友スティーヴ・シェリー(Steve Shelley)にマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン(My Bloody Valentine)のデビー・グッギ(Debbie Googe)、ギタリストのジェイムス・エドワーズ(James Sedwards)という極めてバンド色の強い編成で、リハーサルをやりながら曲を完成させていく光景が浮かんでくるし、これまでのサーストン・ソロの中では一番ラフに作られた印象。サーストン節と言える曲は相変わらず魅力的だが、正直、もう少し曲を叩くなり練るなりしたら、もっと膨らみが出てくるだろうに、という曲が少なくない。それもまた彼らしさとも言えはするのだが。[大鷹俊一/SD182]

Thurston Moore – Speak To The Wild

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