2014年12月27日

“AC/DC”が6年ぶりとなる最新アルバム『ロック・オア・バスト(Rock Or Bust)』をリリースした!

◎文句なし。このバンドに求めるものを全て提供してくれた快活な1枚だ。6年ぶりの新作には、アンガス(Angus Young)の兄、マルコム・ヤング(Malcolm Young)の名前はない。認知症を患ったマルコムの代役は甥のスティーヴィー・ヤング(Stevie Young)。逮捕騒動の渦中にあるドラムのフィル・ラッド(Phil Rudd)の去就も気にかかるが、少なくともアルバムには一点の曇りもない。11曲35分という贅肉を削ぎ落としたロックンロール・アルバムには、無論、新鮮味など皆無だが、その代わりに浮気心も皆無。このバンドがやるべきこと全てが投下されている。プロデュースを務めるのは前作に引き続きブレンダン・オブライエン(Brendan O’Brien)。シンプルさに貫かれたこのバンドの精神性をアップロードするのは常に難儀な作業に決まっているが、この困難な事態を逆手にとって、バンドの骨格を磨き直すことに成功している。本作からのPV「プレイボール」にはフィルは参加しておらず、エイドリアン・スミス(Adrian Smith)とのプレイ経験を持つボブ・リチャーズ(Bob Richards)が代役を務めていた。ツアーで誰が叩くのかは決まっていない。バンドの土台がぐらつきかねない事態だが、音は何一つぶれていない。[武田砂鉄/SD183]

AC/DC – Play Ball

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