2014年12月29日

“森は生きている”が衝撃的なファーストを凌ぐ完成度となったセカンド『グッド・ナイト』をリリース!

◎現在の我が国におけるロック・シーンがしごく真っ当に成長していることを、すんなりと納得させてくれる、“森は生きている”はぼくにとってそんなバンドだ。ファースト・アルバム(2013年)を最初に聴いた時の印象は、これ、ほんとに20代のバンドなの? といったものだった。それほど完成され、全体からは余裕めいたものまで漂わせていたからだ。しかし、それからわずか1年。彼らはまたもやとんでもない跳躍力で聞き手の想像をはるか超える成果を手にしてしまった。これは、驚くべきセカンド・アルバムだ。

リーダー岡田拓郎はじめメンバーはいずれも相当の音楽ヲタクと聞くが、その咀嚼力と昇華力は並外れている。フォーク、サイケ、プログレ、さらにジャズと。聴き進めるうち明滅するように立ち現れる音楽の幻を、彼らは精妙に配置し、“森は生きている”の音楽として還元してしまっているのだ。その手際の鮮やかさはすでにマニエリスティックな境地に達しているといっていい。再度記すが、これは本当に20代のバンドの音なのか? しかもこの聞き心地の良さ。まったくもってすばらしいのひとことだ。[廣川 裕/SD182]

森は生きている – 煙夜の夢 a,香水壜と少女 b,空虚な肖像画 c,煙夜の夢(夜が固まる前)

Official Website:
http://www.moriwaikiteiru.com/
http://p-vine.jp/artists/moriwaikiteiru