2015年1月30日

米プログレ・バンド、“パヴロフス・ドッグ(Pavlov’s Dog)”幻のデビュー作品『ザ・ペキン・テープス』!

◎70年代のアメリカ南部ミシシッピ州セントルイスで、なぜか突然変異的に誕生したプログレ・バンドがパブロフス・ドッグ(Pavlov’s Dog)。かなりのハイ・トーンでありながら声質はひしゃげていて、しかも小刻みに震えるヴィブラートが特徴というデヴィッド・サーカンプ(David Surkamp)のヴォーカルは、いちど聴いたら忘れられない。彼らは70年代に3枚のアルバムを発表し、その後は再結成もされたが、なかでも泣きのメロディとメロトロンが印象的なファースト『禁じられた掟(Pampered Menia)』(75年/※下段写真)と、ビル・ブルーフォード(Bill Bruford)やアンディ・マッケイ(Andy Mackay)ら豪華ゲストの参加したセカンド『条件反射(At The Sound Of The Bell)』(76年/※下段写真)は、プログレ・ファンの間でいまだ高い人気を博している。

本作は、そんな彼らが73年に録音した、幻のデビュー・アルバムだ。独特の音楽世界はすでに確立されていて、彼らのファンなら必聴ともいうべき充実した内容だ。既発表曲の別テイクが悪くないのはもちろんだが、未発表曲も高水準で、なかでも「Dreams」などは、このバンドの代表曲といってもいいほどの出来映え。プログレの枠にとらわれない楽曲も多く、きわめて興味深い1枚である。 [立川芳雄/SD184]

Album:『Pampered Menia』(75年)/『At The Sound Of The Bell』(76年)

Official Website:
http://www.rockville-music.com/
Official facebook:
https://www.facebook.com/pavlovsdogband