2015年2月1日

キング・クリムゾンの米ツアー開始にあわせて制作された限定ボックス『ジ・エレメンツ』!

◎ニュー・キング・クリムゾンが2010年のキング・クリムゾン・プロジェクトから発展するかたちで始動したことはファンならご存知だろうが、ジャッコ・ジャクスジク(Jakko Jakszyk)、メル・コリンズ(Mel Collins)、そしてトリプル・ドラムという現行7人編成で行なわれて大きな話題となったのが2014年9月から10月にかけて北米で開催されたツアー。このツアーのマーチャンダイズとして各会場限定で発売されていたのが『The Elements Of King Crimson – 2014 Tour Box』である。多くのファンが垂涎の目で注視していたこの限定作品がこのたびWOWOWエンタテインメントからも国内流通盤として限定で発売された。

パッケージ的にはイギリスのパネジェリク盤に解説、商品カード、特典缶バッジ2コが付属したもので、『ジ・エレメンツ~2014オフィシャル・ツアー・マーチャンダイズ』のタイトルで発売された。内容はコンピレーションで、ファン注目の7人編成による新作リハーサル音源4曲(ディスク1-M6,M9)(ディスク2-M8,M12)の抜粋に、これからリリースされる予定の『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー40周年記念盤』、『スラック・ボックス』の事前プロモーションも兼ねた初出未発表音源19曲を加えて構成されたもので、ヒストリー・アーカイヴとレア・トラックス集のいいとこ取りといった、なかなかの濃厚ぶりとなっている。

個人的にはまったく新しいヴァージョンの「太陽と戦慄パート1」収録に興奮を覚えたが、レパートリーが時系列を追って収録されているので、ごくコンパクトにキング・クリムゾンというグループの概要と変遷を伝えることに成功しているのは企画サイドの勝利といえるだろう。もちろん今までのボックス、ボーナス等で収録済みのナンバーもあるが、そんな点はこの流れの中では重箱の隅。ツアー・パンフも兼ねた最新フォトが満載された24ページ・カラー・ブックレットもファンならたまらないだろう。

そして件のアメリカ・ツアーから、ツアー後半にロサンゼルスで行なわれた公演の模様がライヴ・アルバム『ライヴ・アット・オルフェウム(Live At The Orpheum)』(※下段写真)として2月18日にWOWOWエンタテインメントからリリースされることも発表になっている。しかも日本盤はE式紙ジャケット仕様で、K2HD+HQCDフォーマットでの発売、収録当日のチケット・レプリカ、バックステージパス・ステッカーまで付くという豪華な仕様。さらにアナログ盤もリリースされるというから狂喜ものだ。新生キング・クリムゾンがいったいトリプル・ドラム編成でどのようなパフォーマンスを繰り広げたのか確認するうえでまたとないテキストといえる。2015年中のリリースが期待される新スタジオ作まで、今後どのようにぼくらの夢はつながっていくのだろうか。[廣川 裕/SD184]

CD:『Live At The Orpheum』WOWOWエンタテインメント / IEZP-85 / 2015.2.18

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