2013年3月9日

スティーヴ・スミス ライヴ・レポート 2013年2月1日[ファースト・ステージ];コットンクラブ

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Steve Smith & Vital Information Live Report
1st, Feb, Cotton Club Tokyo

◎スティーヴ・スミス(Steve Smith)は超絶技巧かつユニークなプレイで人気のスーパー・ドラマーだが、ジャーニー(Journey)の全盛期を支えたドラマーとしても有名だ。彼は古くはジャン・リュック・ポンティなどのジャズ系で活動し、79年からジャーニーに加入。83年の脱退後はヴァイタル・インフォメーションやステップ・アヘッドなどを主体にジャズからロックまでこなすドラマーとして活躍している。変拍子を駆使したタイトでスマートな超絶技巧ジャズ/フュージョン・サウンドは多くのプレイヤーやファンから支持されている。イタリアの大御所コラード・ルスティーチとの来日公演(2010年)も忘れられない。

Steve Smith (photo by Y. Yoneda)

今回のツアーは結成30周年のアニヴァーサリー・ツアーだ。メンバーは元サンタナのトム・コスター、バロン・ブラウン、ヴィニー・ヴァレンティノ。オープニングの彼ららしいソロ回しも圧巻のハードコア・ジャズ・フュージョンからファンを一気に惹き付けてくる。このバンドの良いところはバカテクの応酬で圧倒するのではなく、変拍子ながらもバランスのとれた聴きやすいサウンド構築を心がけていることだ。ヴァレンティノのウィットなプレイで翻弄するジャズ・ギター、トム・コスターの厳つい風貌から繰り出されるしなやかなキーボードのみならず場の雰囲気を変えたアコーディオンのたおやかなプレイ、そしてスミスのインド趣味が炸裂する深遠なヴォーカリゼーションとリズム・アプローチなど数多くの聴きどころがあった。ヴァラエティに富んだ演奏はあっという間で、初めて見る人も存分に楽しめるライヴだった。[祖父尼 淳]

※右上写真:Steve Smith & Vital Information『Live! One Great Night』 [CD+DVD, Import]

Steve Smith Official Website:  http://www.vitalinformation.com/