2015年4月26日

サイモン・スティーンズランド(Simon Steensland)の最新アルバム『ア・フェアウェル・トゥ・ブレインズ』!

◎前作『ファット・アゲイン(Fat Again)』でユニヴェル・ゼロ的な暗黒サウンドをヘヴィなロック感覚で表現したサウンドが話題となったスウェーデンのプログレッシヴ・アーティスト、サイモンスティーンズ・ランド(Simon Steensland)が、6年ぶりとなるフル・アルバム『ア・フェアウェル・トゥ・ブレインズ(A farewell to brains)』をリリースした。前々作から前作が8年ぶりで今回が6年という長いインターヴァルがある理由は不明であるが、本作も全くブランクを感じさせないぐらい充実した内容となっている。

北欧の暗黒チェンバー系といえば、何よりもリスナーに対する多大なインパクトを与えることに注力している傾向が見られるが、打撃音一発で始まる本作も例外ではなく、冒頭での衝撃にノックアウトされたまま迷宮世界へと誘われていくような感覚が続く。静謐なパートから突然に大音量が襲ってくる展開は、まさに聴き手を暗黒の悪夢に引きずり込もうとする悪意すら感じられるものだ。従来から交流が深いマッツ/モルガン(Mats/Morgan)人脈に加え、本家ユニヴェル・ゼロ(Univers Zero)からギ・セジェール(Guy Segers)がベースで参加しており、暗黒ヘヴィネスだけでなくテクニカルな面もフィーチャーされていることにも注目したい。[鬼形 智/SD186]

Elephant from A Farewell to brain by Simon Steensland (2015)

Official Website:
http://simonsteensland.com/
http://www.altrock.it/