2015年5月28日

ポーキュパイン・トゥリー、現キング・クリムゾンのドラマー、ギャヴィン・ハリソン(Gavin Harrison)の最新アルバム!

ギャヴィン・ハリソン『チーティング・ザ・ポリグラフ』
◎イギー・ポップ(Iggy Pop)に始まりスチュワート&ガスキン(Dave Stewart & Barbara Gaskin)、ケヴィン・エアーズ(Kevin Ayers)といった美味しすぎる人たちのバックをつとめ、現住所はポーキュパイン・トゥリー(Porcupine Tree)とキング・クリムゾン(King Crimson)という超絶テクニックを誇るドラマー、ギャヴィン・ハリソン(Gavin Harrison)の新作だが、これがなんとビッグ・バンドものだ。彼の父親はプロのトランペット・プレイヤーだったそうで、幼い頃から身の回りに管楽器の響きがあったのでその手の音が好きなのだという。

そうした編成で彼が2002年以来在籍しているポーキュパイン・トゥリーのナンバーに挑んだもので、いわゆるジャズのビッグ・バンド的なサウンドをイメージするとわかりやすいが、しかしそれは古くさいものではまったくないし、ギャヴィン自身が言うようにプログレと括られる音とも違う。オリジナルのスコアを元に極めて先鋭的かつ冒険的に全方位に向けてサウンド・イメージを拡散させたもので刺激的だし、それを根底で支える文句ないテクニックも聴ける。彼が5・1chサラウンド・サウンドにこだわったというのも納得がいく(残念ながら試聴時点では未体験なのだが……)。 [大鷹俊一/SD188]

Gavin Harrison – Hatesong/Halo (from Cheating the Polygraph)

Official Website:
http://www.gavharrison.com/
Official facebook:
https://www.facebook.com/drummergavinharrison