2015年6月25日

ジェイムス・テイラー(James Taylor)の13年ぶりとなる最新スタジオ作『ビフォア・ディス・ワールド』!

◎70年代初頭に起きたシンガー・ソングライター・ブームを象徴する存在だったのが、ジェイムス・テイラー(James Taylor)。ここ10年ほどの間の彼はツアーを精力的に行なっていたようだが、このたび、13年ぶりとなる新作スタジオ・アルバムがリリースされた。スコットランド歌曲の「ワイルド・マウンテン・タイム」を除けば、すべてオリジナルの新曲。スティーヴ・ガッド(Steve Gadd/ドラム)、ジミー・ジョンソン(Jimmy Johnson/ベース)、マイケル・ランドウ(Michael Landau/ギター)、ラリー・ゴールディングス(Larry Goldings/キーボード)らの実力派が脇を固め、さらに1曲だけではあるがスティング(Sting)をバッキング・ヴォーカルに起用するという意欲作である。

テイラーは現在67歳とかで、普通なら作品も“円熟味”なんていう言葉で評価される年齢だが、彼の場合、若い頃から老成したところがあったせいで、本作も、楽曲、ヴォーカルともに、往年と変わらないような印象を受ける。カントリー調の曲が多いのが特徴かとも思うが、とにかくこの人らしい完成された世界が、ここにある。滋味あふれる個性的な歌声と、無駄を削ぎ落とした演奏が、鮮やかに調和した良作だ。[立川芳雄/SD188]

Angels of Fenway, from the James Taylor album “Before This World”

Before This World EPK

Official Website:
http://www.jamestaylor.com/
Official facebook:
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