2015年6月29日

アメリカン・フライヤーのクレイグ・フラーとエリック・カズが発表したデュオ・アルバム(78年)がリイシュー!

『クレイグ・フラー/エリック・カズ』
◎地味なメンツながら、ある意味スーパー・グループだったアメリカン・フライヤー(American Flyer)の中心メンバーだったクレイグ・フラー(Craig Fuller)と、「Love Has No Pride」などのソングライターとして知られるエリック・カズ(Eric Kaz)とのデュオ・アルバムのリマスター盤(1978年)。収録曲自体はアメリカン・フライヤー時代の方が粒揃いだったような気がするが、全体の音を含めたバッキングは本作の方が遥かにイイと思う。特にジョージ・マーティン(George Martin)の必要以上に大仰なストリングス・アレンジが際立ったデビュー作で感じられたような違和感はない。まぁ、ダン・ダグモア(Dan Dugmore)、リー・スクラー(Leland Sklar)、ラス・カンケル(Russ Kunkel)とくれば、もうそれだけで音が見える。クレイグの作品は淡々とした味わいだが、メロディは良い。一方のエリックの方は基本にゴスペルが見え隠れしていて、ドラマティックな味わいが特徴。作品にみられるこの2人の個性の違いが魅力でもある。中でもリンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)で知られるエリック作の②「Cry Like A Rainstorm」は名作だが、クレイグがヴォーカルを……。確かにエリックの歌は上手いとは言えないが、不器用で朴訥とした語り口も捨て難いのだが……。[増渕英紀/SD188]

Craig Fuller Eric Kaz Track 2 – Cry Like A Rainstorm

Official Website:
http://craigfuller.info/
http://www.erickaz.com/
http://www.realgonemusic.com/news/2015/2/12/craig-fullereric-kaz.html