2015年7月1日

バッド・カンパニーの1st&2ndがリマスターされ、未発表テイクやアルバム未収録曲を加えた2枚組DXエディションで登場!

『バッド・カンパニー〈デラックス・リマスターズ〉』
『ストレート・シューター〈デラックス・リマスター〉』
◎1971年、フリー(Free)が解散状態だったポール・ロジャース(Paul Rodgers)はスリーピース・バンド、ピース(Peace)で活動していた。ピースがモット・ザ・フープル(Mott The Hoople)のサポートを担当した縁でポールはミック・ラルフス(Mick Ralphs)と出会う。意気投合した2人にサイモン・カーク(Simon Kirke)が加わり、新バンドへの意気は一気に高まった。しかしベーシストのオーディションを兼ねた本格的なリハーサルを始めた3人の前になかなか適任者は現れなかった。痺れを切らした頃、元キング・クリムゾン(King Crimson)のボズ・バレル(Boz Burrell)がベースを抱えて現れた。ちょこっとベースを弾いたボズは“それじゃ、みんなパブに飲みに行こうぜ!”と言ったという。ライナーにあるこのエピソード大好き。

かくしてバッド・カンパニー(Bad Company)はツェッペリン(Led Zeppelin)の新レーベル、スワン・ソング(Swan Song)の第1弾アーティストとして74年5月にデビュー。シングル「キャント・ゲット・イナフ(Can’t Get Enough)」もデビュー・アルバム、『バッド・カンパニー(Bad Company)』①も大ヒット(全米1位、全英3位)。翌年4月にリリースしたセカンド・アルバム『ストレート・シューター(Straight Shooter)』②も大ヒット(英・米3位)。ポール・ロジャースという不世出のヴォーカリストを中心に強力メンバーが揃ったバドカン黄金期の2作がボーナス・ディスクをカップリングされたデラックス・ヴァージョンでリリースされた。前にも書いたが、当時のアマチュア・バンドで「キャント・ゲット・イナフ」をコピーした人は少なくないだろう。バドカンのストレートでソウルフルなロックは極東のロック少年たちの心をも鷲掴みにしたわけだ。

ここではそれぞれのボーナス・ディスクについて触れる。ファーストのボーナス・ディスクには、大出世作である「キャント・ゲット・イナフ」がテイク1とシングル・ヴァージョン、ハモンド・ヴァージョンの3タイプ収録されている。他のナンバーはシングルB面の別ヴァージョン等。スタジオチャットでフレットレス・ベースと思われるボズの遊び弾きがほんの少し聴けるが、これだけでも新メンバーとしてボズが即決だったことがよくわかると言うとオーヴァーか。

『ストレート・シューター』のボーナス・ディスクは「グッド・ラヴィン(Good Loving Gone Bad)」のオルタネイト・ヴォーカル&ギター・ヴァージョンで幕を開ける(疾走感のあるポールのヴォーカルが素晴らしい)。未発表ナンバー「シー・ザ・サンライト(See the Sunlight)」と「オール・ナイト・ロング(All Night Long)」に“捨て曲”のイメージは全くなく、当時のバドカンの旺盛な制作意欲を知るよすがになるだろう。堅実なリフ・ワークを身上とするミック・ラルフスだが「ワイルド・ファイア・ウーマン(Wild Fire Woman)」のスライド・ギターもいい味を出している。「フィール・ライク・メイキング・ラヴ(Feel Like Makin’ Love)」のハーモニカ・ヴァージョンはカントリー調で和む。[杉山 達/SD189]

CD:②『Straight Shooter Deluxe Edition』ワーナー / WPCR-16389[2CD]/ org.1975
※同時発売!

※下記のURLより2作品の試聴ができます
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