2015年7月3日

孤高のSSW/ギタリスト、リチャード・トンプソン(Richard Thompson)の最新アルバム『スティル』!

◎ライヴ盤やアコースティック・カヴァー集などを含めると、ここ数年は毎年のようにアルバムがリリースされている印象もあるリチャード・トンプソン(Richard Thompson)。今年2015年2月にはトリオでの来日も果たし、そこでも話題となっていた新作は、何とウィルコ(Wilco)のジェフ・トゥイーディ(Jeff Tweedy)のプロデュースによるもの。ここ数作の強力リズム隊であるドラムのマイケル・ジェローム(Michael Jerome)とベースのタラス・プロドヌーク(Taras Prodaniuk)に、ジェフのシカゴ人脈ともいえるザ・ジンクス(The Zincs)のジム・エルキントン(Jim Elkington)等が参加。来日公演でも披露していた①②④⑤⑩⑫などを含む、噂に違わぬ傑作だ。

バディ・ミラー(Buddy Miller)がプロデュースした2013年の『エレクトリック(Electric)』が、結構ハードでタイトな内容だったとすると、この新作はもう少し柔軟性があるというか、ギター・ソロが炸裂する⑤⑩のようなハードなものから、トラッド風味の①⑥⑧、味わい深いスローの④⑨、ジャンゴ・ラインハルトなどのギタースタイルをフレーズに散りばめた⑫など、コクのある多彩さが特徴といえる。リチャード&リンダ時代を彷彿させるようなシーマ・カニンガム(Sima Cunningham)のコーラスもいい味だ。[遠藤哲夫/SD189]

Richard Thompson – Beatnik Walking

Richard Thompson | Still | Making Of

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