2015年7月5日

センチメンタル・シティ・ロマンス、グループ結成40周年コンサート『えんでにゃ~の!』を収録したDVD!

◎1973年に結成されたセンチメンタル・シティ・ロマンス(Sentimental City Romance)がグループ結成40周年を迎えた2013年10月13日に、センチ思い出の地、地元名古屋市近郊の“愛知森林公園野外演舞場”で、40周年記念のフリー・コンサート『えんでにゃ~の!』が開催された。ここがセンチにとって特別な場所である理由は、79年8月にリリースされたセンチ初のライヴ盤が同じ森林公園で行なわれたフリー・コンサート(78年8月)だったからだ。その記念すべきライヴからもちょうど35周年という節目に当たる。

本作はその記念すべき40周年ライヴの模様を収録した2枚組DVD。とは言っても単なるライヴDVDとは訳が違う、何しろ監督は映画『20世紀少年3部作』や『はやぶさ/HAYABUSA』、『悼む人』などで知られる堤幸彦監督が担当(企画、制作、演出)しているのだから。当日は僕も会場に居合わせたので良く判るが、会場では17台のカメラが回り、このイヴェントの一分始終、津々浦々までが録られていた。

中野督夫と、センチの初期のマネージャーで「春一番」のプロデューサーとしても知られる福岡風太の会話から始まるディスク1の本編は正にそのライヴ・ドキュメンタリー映画そのものだ。会場の設営風景からリハ、いとうたかおを始めとした多彩なゲスト陣のライヴなども収められている。

そして何よりも素晴らしかったのはこの日の主役、センチメンタル・シティ・ロマンスのパフォーマンスだった。この日のライヴを最後にセンチを離れてソロ活動へと移行することが決まっていたオリジナル・メンバーでリーダーだった告井延隆。それを判っていて一緒に演奏しているセンチのメンバー。実際は、そんなメンバー間の様々な思いが複雑に交錯しているんだろうが、40年の歴史、そんなことを全て内包して思い切り弾けていた。それこそロスアンジェルス大橋どころか、空に架けた橋を全員で渡り、昇りつめた。そんな感動的な演奏だった。35年前はレコードと寸分変わらないような完璧な演奏を繰り広げたが、この日の現在進行形のセンチは、アレンジも演奏自体ももっと自由に小躍りするような楽しさで羽ばたいて見せた。

また、ディスク2には、伊勢正三鈴木慶一EPO、武川雅寛らの豪華ゲストを迎えて行なわれた2013年11月の渋谷クアトロでの40周年記念ライヴの映像(これもまたお祭りのようでゲストとの絡みが最高に楽しい)、そして森林公園での興味深いメイキング映像を収録。初のライヴ盤リリースから35年後の現在を生きるセンチ。すっかりご長寿バンドになってしまったが、出来ればこのライヴのCD版も節目となる貴重な記録としてリリースして欲しい。激しくお薦めです。[増渕英紀/SD189]

Official facebook:
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http://sutekissrecords.com


※BOXセット
※以下のURLより購入できます
http://sutekiss.theshop.jp/items/1490407
※企画・制作・演出=堤幸彦