2015年8月19日

カーヴィッツ兄弟とジンジャー・ベイカーを中心に結成されたベイカー・ガーヴィッツ・アーミーのライヴ音源(75年)!

ベイカー・ガーヴィッツ・アーミー『ライヴ・イン・ダービー』
◎元クリーム(Cream)のジンジャー・ベイカー(Ginger Baker)とガン(The Gun)~スリー・マン・アーミー(Three Man Army)のカーヴィッツ兄弟(Adrian Gurvitz, Paul Gurvitz)によるグループの発掘ライヴ盤。1975年のダービーにおけるステージが収録されており、時期的にはヴォーカルのスニップス(Snips)、キーボードのピーター・リマー(Peter Lemer)が加わって5人編成となったセカンド・アルバム『天上の戦い(Elysian Encounter)』(※下段写真)の頃のライヴということになる。

おそらくは放送用に収録されたと思われる音源は、ミックス・バランスにやや難があるものの、音質的には悪いものではない。人気曲「メモリー・レーン(Memory Lane)」を含むファースト『進撃(The Baker Gurvitz Army)』(※下段写真)とセカンド・アルバムからの曲に加え、サード『燃えあがる魂(Hearts On Fire)』(※下段写真)に収録されることになる「ネオン・ライツ(Neon Lights)」と、お約束の「ホワイト・ルーム(White Room)」などを加えた12曲が披露されているのだが、エレピが加わることによりジャズ・ロック・テイストが加味され、ベイカーのドラムのドタバタ加減もやや押さえ気味となっているのが今の耳には新鮮だったりする(とはいえベイカーはベイカー、唯我独尊でバタバタとタムを連打する場面は多々あります)。トリオ編成の野蛮なまでの混沌からメロウな洗練に至る過程のサウンドは75年という時代のもの。[鈴木 祐/SD190]

LP:『The Baker Gurvitz Army』Vertigo / 9103 201 (1974)
『Elysian Encounter』Mountain / TOPS 101 (1975)
『Hearts On Fire』Mountain / TOPS 111 (1976)