2015年9月3日

クリス・スクワイアが在籍ことで知られるザ・シン(The Syn)が04年に復活し発表した名作ファースト・アルバム!

ザ・シン『シンデストラクティヴ』
◎クリス・スクワイア(Chris Squire/ベース)を追悼する思い出深き2005年アルバム。イエス(Yes)結成以前、ピーター・バンクス(Peter Banks/ギター)とともに在籍していたザ・シン(The Syn)は、1967年のサイケなシングル2枚「クリエイティド・バイ・クライヴ(Created By Clive)」「フラワーマン(Flowerman)」のみで消滅するが(その後2人はメイベル・グリアーズ・トイショップ(Mabel Greer’s Toyshop)~イエスに移行)、40年近くの時空を超え、遅まきながらのファーストとなったのが本作『シンデストラクティヴ(Syndestructible)』だ。

オリジナル・メンバーはスクワイアとスティーヴ・ナルデリ(Steve Nardelli/ヴォーカル)が参加した。コテコテのプログレではなく、アカペラのオープニングからアコースティックな響きに流れるあたりは60年代の名残を感じさせる。ナルデリの声は優しく、長年熟成された大人のロックの響きが緩やかに流れるが、さすがベースがひとたびグィンと唸れば、すぐにスクワイアの世界に取り込まれる。⑦「The Promise」など長尺曲にはお待ちかねの展開も用意され、全編を通して優秀なポップ・プログレだ。ザ・シンは06年にライヴDVD『Syndestructible Tour 2006』もリリースしたがスクワイアは脱退。ナルデリが元イット・バイツ(It Bites)のフランシス・ダナリー(Francis Dunnery/ギター)を引き入れ継続させた。[等々力 侑/SD191]

The SYN – Cathedral of Love (Studio Session)

Official Website:
http://www.synmusic.net/
http://www.chrissquire.com/
Official facebook:
https://www.facebook.com/steve.nardelli