2013年3月28日

約2年ぶりとなる“ワイアー”のニュー・アルバムが完成

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ワイアー『チェンジ・ビカムズ・アス』
WIRE『Change Becomes Us』

◎前作『レッド・バークト・トゥリー(Red Barked Tree)』(下段写真)以来、約2年ぶりとなるワイアー(Wire)の新作が完成した。

“新作”と書いて少し躊躇する。じつはこれ純粋な意味での“新作”ではない。79~80年にかけて作曲されながら、なにかの都合があって、レコーディングされなかったナンバーを再度取り上げたものなのだ。いまどうしてこのようなプロジェクトに取り組んだのかはわからないが、サウンド面ではまさにワイアーで、時代を考えてみても彼らがもっとも彼ららしい独自の色をニューウェイヴ・シーンに刻んでいたころの清新さが蘇ってくるよう。

ブルース・ギルバート(Bruce Gilbert)もコリン・ニューマン(Colin Newman)も当然感覚はフレッシュで、ナイーヴでメランコリックな、ワイアー流オルタナティヴ・ロックが詰まっている。簡潔にしてストイックなその作風はまさに早すぎたポスト・パンクというにふさわしく、その個性がいかに代えがたい魅力的なものだったかを、改めて証明する役割りも負っていそうだ。文句なしに今聴いてもカッコいい。[廣川 裕/SD162]

Album:『154』1979年/『Red Barked Tree』2011年

Wire Official Website: http://www.pinkflag.com/