2015年10月21日

風祭東が15年をかけて完成させた21世紀の進化主義、それがアルバム『Panspermia』だ!

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◎20世紀初頭に発表されたパンスペルミア説は、宇宙の彼方から地球に飛来した微生物を生命の起源とする仮説のひとつだ。この説が20世紀初頭に発表された当初は奇抜なアイデアとして一蹴されたが、時を経るごとにパンスペルミア説の賛同者は増加し、21世紀には国際宇宙ステーションを使用してこの説を証明するためのプロジェクトが組閣されるまでに至っている。そんなパンスペルミア説に触発された風祭東が15年をかけて完成したのがアルバム『パンスペルミア(Panspermia)』だ。

風祭東は1985年、チューリップの安部俊幸(g,vo)、姫野達也(key,g,vo)らと結成したオールウェイズ(ALWAYS)の一員としてプロ・デビューしたベーシスト兼ヴォーカリストで、同グループで8枚のアルバムを残すもALWAYSの解散を機に97年からはソロ活動をスタート。96年には杉真理、松尾清憲、伊豆田洋之らとピカデリーサーカスを結成し、99年にはアルバム『ピカデリーサーカス』を発表している。ピカデリーサーカスは03年にもセカンド・アルバム『サマー・オブ・ラヴ』を発表しているが、その間も風祭は『Panspermia』を完成させるためのレコーディングに勤しんでいた。

実はアルバム『Panspermia』は、90年代末にあるレコード会社のディレクターから企画アルバムの制作を持ちかけられたことに端を発している。小さい頃からビートルズ(The Beatles)が好きだった風祭は、その企画アルバムをビートルズ的サウンドを集めたものにしようと制作に入ったが、諸事情により企画アルバムは制作途中で頓挫。アルバムそのものも未発に終わってしまった。けれども一度火がついた風祭のアーティスト魂は企画が消滅しても燃え続け、企画アルバムのために始まったレコーディングはビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』にインスパイアされたコンセプト・アルバムへと変貌していった。

アルバムはスタンリー・キューブリックの映画「2001年宇宙の旅」が描いた近未来、2001年に発売を予定したが、諸事情によりまたしても発売は延期された。そしてそこからさらに10年が経った2011年、今度こそと思った矢先、日本列島は未曾有の大震災に襲われてしまった。この東日本大震災によってアルバム『Panspermia』の発表の機会は三たび失われてまう。しかし、完成したアルバムの普遍的で斬新な内容は、彼を知るクリエイターらによって再び発表の場へと押し上げられ、風祭の初めてのソロ・アルバムとして2015年11月11日、ついに陽の目を見ることになった。

風祭東が15年をかけて創造したアルバム『Panspermia』──ビートルズの魂を受け継いだマジカルでポップな音世界は、新たな進化の歴史を音像化した21世紀のサイケデリアとして大きな話題になるはずだ。約50年前、ビートルズによって撒かれた『サージェント・ペパーズ~』の種が萌芽し、愛と平和の実となって結実した作品『Panspermia』に込められた風祭東の思いが、今ようやく宇宙に放たれる。
[岩本晃市郎]

風祭東『Panspermia』リリース・コメント

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