2015年11月6日

イエスを支えてきたプログ・シーンを代表するプロデューサー&マルチ・プレイヤー、ビリー・シャーウッドの最新アルバム!

ビリー・シャーウッド『シチズン』
◎イエス(Yes)名人、はたまたトリビュートの達人。多種多芸なビリー・シャーウッド(Billy Sherwood)の、豪華ゲストに彩られた快作だ。ふと思うのが、シャーウッドは何者なのかということ。全編を通して聴けば、元来コテコテのプログレ人ではないことが分かる。自身のソロでもゲストの存在を際立たせるあたり、やはりプロデュースの腕に長けた“職人”ということなのだろう。

1曲目からして、グインと唸るベースは紛れもなくクリス・スクワイア(Chris Squire)。“最後”の共演はプログレというよりハード・ロックに近い印象だ。②でアクセントの利いたプレイを聴かせるのはスティーヴ・ハケット(Steve Hackett)。ところどころジェネシス(Genesis)の匂いがする。④のスティーヴ・モーズ(Steve Morse)はお約束の弾きまくり。⑤のアコースティックなリック・ウェイクマン(Rick Wakeman)、⑦のポップなジェフ・ダウンズ(Geoff Downes)、⑧のエスニックなパトリック・モラーツ(Patrick Moraz)、⑨の鍵盤上を疾走するジョーダン・ルーデス(Jordan Rudess)を聴き比べるのも面白い。個人的にはハケット、ウェイクマンがいい仕上がりだと思うが、メインはやはりタイトル曲の①。晩年のスクワイアを支えた男の最新ソロにスクワイアがいることを素直に喜びたい。 [等々力 侑/SD193]

Billy Sherwood – The Citizen (Official Audio)

Billy Sherwood – No Man’s Land feat. Steve Morse (Official / New / Studio Album / 2015)

Official Website:
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