2015年11月25日

英メロディック・シンフォニック系バンド、シーヴズ・キッチン(Thieves’ Kitchen)の最新アルバム『クロックワーク・ユニヴァース』!

◎90年代末期に結成、女性ヴォーカリストのエイミー・ダービー(Amy Darby)、フィル・マーシー(Phil Mercy/ギター)、アングラガルド(Änglagård)のオリジナル・メンバーだったトマス・ヨハンソン(Thomas Johnson/キーボード)を中心として活動する英国のメロディック・シンフォニック系バンド、シーヴズ・キッチン(Thieves’ Kitchen)の6作目。複雑な世界を模索する人間の体験をテーマにしたコンセプト・アルバムを前作から2年ぶりという短いインターヴァルでリリースした事実は、バンドの良好なコンディションを物語っている。

前作までのインテリジェンス感覚あふれるプログレッシヴ・ロック指向はそのままに、現アングラガルドのフルート奏者をゲストに迎えて幻想性とリリシズムを増したサウンドは、同じくゲスト枠のヨハン・ブランド(Johan Brand/ベース、アングラガルド)とポール・マリオン(Paul Mallyon/ドラム、元サンギン・ハム〈Sanguine Hum〉)の安定したリズム・セクションと融合して緩急自在のダイナミズムも獲得した。北欧プログレッシヴ系メンバーが醸し出す暗鬱感覚が英国的なストイシズムによって程よく抑制されたサウンドは、近年のシンフォニック系作品では群を抜くクオリティとまとまりの良さを持っている。 [鬼形 智/SD194]

Thieves’ Kitchen “The Clockwork Universe” – Trailer

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