2013年4月3日

キャンディ・ブッチャーズの幻のデビュー・アルバムを含む、マイク・ヴァイオラ関連の2作品がリリースされた!

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キャンディ・ブッチャーズ『デビュー』
ザ・メジャー・レーベルズ『アクアヴィア』

◎エアー・メイル・レコーディングスからマイク・ヴァイオラ(Mike Viola)関連の2作品がリリースされる。まずはトッド・フォールシャム(Todd Foulsham)とのユニット、キャンディ・ブッチャーズ(Candy Butchers)の幻のデビュー・アルバム『デビュー(Candy Butchers)』。トム・ハンクスが監督した1997年全米公開の青春バンド映画『すべてをあなたに(That Thing You Do!)』の主題歌をファウンテインズ・オブ・ウェイン(Fountains Of Wayn)のアダム・シュレシンジャー(Adam Schlesinger)と共に手がけ、一躍脚光を浴びたタイミングでリリースされるはずだったのに、レコード会社の経営問題でお蔵入りとなっていたという音源。CDとしてリリースされるのは日本盤のみで、ボーナス・トラック2曲を追加したオリジナル紙ジャケット仕様というのは、なんといってもアーティストへの敬意と愛情が感じられます。で、内容の方ですが、これが今聴くと改めて新鮮としかいいようのない若きマイクの才気走った姿がチャーミングとしかいいようのない作品。微笑ましい部分も多々あるんですが(当然、環境や予算といったこの作品を制作するにあたっての環境もデカかったはずです)、登場時から成熟した天才だったような気がしていたマイク・ヴァイオラが、実は着々とステップを踏んで成長した“努力を重ねた天才”であったことに改めて気付く、ということでもあるのですが。キャンディ・ブッチャーズのファンなら聴いておくべき作品です。

もう1枚のザ・メジャー・レーベルズ(The Major Labels)『アクアヴィア(Aquavia)』は、ブルウ(Bleu)とマイク、そしてエンジニアとしてふたりの過去の作品を手がけるダッキー・カーライルの3人よるプロジェクト。資料にある“音楽が光り輝いていた60~70年代ミュージック・シーンへのオマージュ”とあるけれど、そのオマージュは楽曲から演奏、ヴォーカル/コーラス、エンジニアリングのテクニックすべてにおよび、時にトリヴィアルなパスティーシュをチラ見せしつつ、アルバム1枚を一気に聴かせるコンセプチュアルなロックンロール・アルバム。いわずもがなのことではあるけれど、ユニット名には“この水準のロック・アルバムが毎月毎月ゴロゴロとリリースしてこそのメジャー・レーベルでしょうが! オレたちにやらすなっちゅうの。楽しいけど”という意義申し立てと皮肉が込められているというワケですね。軽く聴き流してもよし、ディテイルに詰め込まれている無数の小ワザを聴き込むもよしという懐の深い名作ですね。今回のリリースは、英文インサートが封入され、ボーナス・トラック1曲が追加収録されたオリジナル紙ジャケット仕様。やはりアーティストおよびアルバムというパッケージ・ソフトへの愛情が感じられるものに仕上げられています。[鈴木 祐/SD162]

同時発売:THE MAJOR LABELS 『Aquavia』AIRCD-113[CD, 紙]
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Mike Viola Official Website: http://www.mikeviola.com/