2016年3月25日

ザッパのプロデューズで69年に発表された、ワイルド・マン・フィッシャー(Wild Man Fischer)のアルバムがリイシュー!

ワイルド・マン・フィッシャー『ワイルド・マン・フィッシャーとの楽しい夕べ』
◎これは嬉しいリイシュー。初期ザッパ(Frank Zappa)のプロデュース作品でThe GTO’sの『Permanent Damage』と並ぶ怪盤でオリジナルを中古盤屋さんの壁で見かけた人も多いはず。ワイルド・マン・フィッシャー(Wild Man Fischer)は16歳のときに母親をナイフで襲い精神疾患として入院。その後、路上で歌っていたところをザッパに見いだされ本作でデビューし70年代、80年代にもアルバムは出している。

基本的にはトーキングやパフォーマンスなのだが、そこにマザーズ(The Mothers of Invention)らがバックを付けることでワン・アンド・オンリーの世界が築き上げられている。フリークアウトものなので、そこらをおもしろがれない人には厳しい音だがザッパの『アンクル・ミート(Uncle Meat)』やあの頃の空気感を楽しめる人だったら納得のいくアルバムで、随所に当時のザッパの冴えを感じられる。The GTO’sやキム・フォーリー(Kim Fowley)らが加わった「The Madness And Ecstacy」やビザール・パーカッション・アンサンブルと名付けられたマザーズ一派がバックを付けたナンバーの破壊力は強烈で、この時代にも違和感なく聴きごたえがある。[大鷹俊一/SD196]

Original Album (front-back):『An Evening With Wild Man Fischer』
Bizarre/Reprise / 2XS 6332[2LP](1969)

海外リリーズ元Website:
http://gonzo-multimedia.blogspot.jp/2016/02/wild-man-fischer.html