2016年3月31日

現プログ・ロック~チェンバー系シーンの最重要グループ、ユーゲン(Yugen)が最新アルバムを完成させた!

ユーゲン『デス・バイ・ウォーター』
◎ユーゲン(Yugen)の登場はプログレ・ファンにとり衝撃だった。彼らを排出したアルトロックは一躍、21世紀のプログレを代表するレーベルへと躍進した。フランチェスコ・ザーゴ(Francesco Zago)とマルチェロ・マリノーネ(Marcello Marinone)によって2004年に結成され、日本語に精通するパオロ・ボッタ(Paolo Botta)らを中心にRIOに代表されるアヴァンとチェンバーを融合し、日本の俳句や能に漂う幽玄な世界を表現しようとバンド名をユーゲン(幽玄)と名付けている。

2006年にレーベル1作目となるデビュー作『Labirinto D’Acqua ‎』、08年に『Yugen Plays Leddi-Uova Fatali』、10年に大きく注目された傑作3作目『Iridule』、12年に傑作ライヴ作品『Mirrors』をリリースしている。そんな彼らが満を持して6年ぶりとなる4作目をリリースした。ユニヴェル・ゼロ(Univers Zero)、アール・ゾイ(Art Zoyd)、アイランド(Island)などに代表されるアヴァン・サウンドに現代音楽の技法、イタリアの情感、和の持つ禅の美しさとシンフォニックな味わいを複雑に交錯させたダークで優美なサウンドを構築している。この構築美と濃密な空間、彼らが表現する孤高のチェンバー・プログレは唯一無二の存在だ。 [祖父尼 淳/SD198]

Yugen album teaser

※Bandcampサイトより『デス・バイ・ウォーター』全収録曲の試聴ができます