2017年1月27日

ブルース・スプリングスティーン初の自伝『ボーン・トゥ・ラン』と連動してリリースされた必聴作『チャプター・アンド・ヴァース』!

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◎少し前になるが昨年(2016年)秋にリリースされた、ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)の必聴重要作があるのでここで紹介させていただきたい。ボス、初の自伝、『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』に合わせてリリースされた本人のセレクトによる楽曲を集めたアルバム『チャプター・アンド・ヴァース(Chapter And Verse)』だが単なるベストではない。いきなり16歳のスプリングスティーンがリード・ギターを担当していたハイスクール・バンド、ザ・キャスティールズ(The Castiles)の未発表音源が2曲飛び出すあたりにびっくり。そう、これは音の自叙伝なのだ。続く、後に初期Eストリート・バンドの母体となっていくスティール・ミル(Steel Mill)の演奏もまたびっくりだ。あのスプリングスティーンがハードロックなギターを弾きまくっている。スプリングスティーンもまた時代時代で、その時、一番ヒップな“ロック”の洗礼を受けていたということがよくわかる。

ここまでの“プレ”スプリングスティーン期を経て、これ以降、70年代前半からSSWとしてのスプリングスティーンの時代が始まる。そして「明日なき暴走(Born To Run)」での大ブレイク。この曲は今、聴いても圧倒される。もういろいろなもの(パトス)が大爆発している。超エモい。世界中の人が、この暴走機関車のような歌と演奏にひっくり返ったわけだが、これがもう40年以上前の曲というのが信じられない。ここから、 収録「バッドランド(Badland)」(1978年)、「ザ・リバー(The River)」(80年)と盤石のスプリングスティーン路線が続き、「ボーン・イン・ザ・U.S.A.(Born in the U.S.A.)」(84年)を経て、80年代後半からは現在に至る内省的でグッとコクのあるスプリングスティーンにたどりつくというわけだ。しかし、まぁ「明日なき暴走」や「バッドランド」が世の若きミュージシャン達に与えた影響は計り知れないものがあるとしみじみ思った。また、本作『チャプター・アンド・ヴァース』はカラー・ヴィニールによる完全生産限定アナログ盤もリリースされている。[杉山 達]

Bruce Springsteen – Chapter & Verse (Trailer)

Bruce Springsteen discusses his first recordings

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