2017年4月4日

本格的日本産プログレッシヴ・ロック・プロジェクト、“MIZUKI da Fantasia”が始動!

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201511月に行なわれたファンタジー・ロック・フェスティヴァル・オーヴァーチャーに出演し話題となった。ファンタジー・ロック・オーケストラのヴォーカルリスト、MIZUKIの新プロジェクトMIZUKI da Fantasia(ミズキ・ダ・ファンタジーア)が遂に始動する。“MIZUKI da Fantasia”は本格的日本産プログレッシヴ・ロック・プロジェクトとして昨年(2016年)よりアルバム制作を開始しており、音源制作やコンサートなどの活動費をクラウド・ファンディングにて募集を開始している。興味を持たれた方はサイト(MotionGallery)を訪れてみてください。

クラウドファンディング(MotionGallery)サイト:

https://motion-gallery.net/projects/mizuki_da_fantasia

以下、モーション・ギャラリー・オフィシャル募集記事より

MIZUKI da Fantasia(ミズキ・ダ・ファンタジーア)は、ヴォーカリスト、MIZUKIをフロントに据えたロック・バンドです。けれどもその音楽性は現在日本の音楽シーンのメインストリームにあるダンサブルなJ-POPとは異なり、クラシック、現代音楽、民族音楽とロック・サウンドを融合させたドラマティックなものだと自負しています。ラップやダンス・ミュージックが隆盛を極める現在の日本の音楽シーンにあっては、そのプログレッシヴな音楽性は特異だと言っても間違いではないでしょう。また、作品のアートワークに対するこだわりや、アルバムや楽曲にコンセプトを持たせる方法も、近年では稀に見るものであると考えています。こうした手法は1970年代のブリティッシュ・ロック・シーンではよく見られたもので、特に70年から75年にかけて世界的な流行となったプログレッシヴ・ロック・グループ(ピンク・フロイド、イエス、キング・クリムゾン、EL&P、ジェネシス)たちはロックの枠を飛び出して、自由で革新的なサウンドを次々と発表していきました。世界的に知られるアーティスト、ピンク・フロイドの代表作『狂気(The Dark Side Of The Moon)』はその代表例です。

『狂気』は当初、人間の精神世界を描くというテーマと、開発されたばかりのシンセサイザーやサウンド・エフェクトによる現代音楽的なサウンドが難解とされ、レコード会社の上層部は商業的には失敗するだろう、と囁いていたようです。しかし発表されたアルバムは世界中で大ヒットを記録し、そのセールスは5000万枚という驚異的かつ歴史的な数字を叩き出したのです。革命的であるというのはそういうことだと思います。ビートルズもブライアン・ウィルソンもフランク・ザッパもトレヴァー・ホーンもロバート・フリップもピーター・ゲイブリエルも皆同じ道を歩んできたのです。

しかし、いつの間にかそのフロンティア・スピリットは忘れ去られ、音楽シーンはまた安全無害なサウンドで溢れるようになりました。J-POPシーンに目を向けると、限られた男女のアイドルといくつかのパフォーマーが闊歩しているのが見受けられます。音楽のあり方が変わってきた、と言ってしまえばそれまでかもしれません。しかし、音楽を愛する者にとっては、そうした現象はあまりにも寂しすぎると思います(70年代~80年代に青春を過ごした者にとっては窒息しそうな状況です)。

この30年で音楽はレコードからCDへ、そして配信へとその形体をめまぐるしく変化させてきました。その過程は個体が液体となり、さらに気体に変化するという、まるで物質の三態の法則のようです。結果、音楽は電波のように空を飛んでやってくる配信という名の目に見えない何かへと変化してしまいました。デジタル世代にとって音楽を包むアートワーク(ジャケット)等のフィジカルな仕様は、あまり気にならないようですが、70年代~80年代のロックの洗礼を受けた者にとっては、音楽とそのテーマ、そしてそれを包み込むアートワークはとても重要な要素です。MIZUKI da Fantasiaはそうした音楽とアートワークを一体化させるためにスタートしたグループでもあります。

MIZUKI photo by Taito Tomita

MIZUKI photo by Taito Tomita

とはいえ、MIZUKI da Fantasiaは過ぎ去った時代の音楽を今に蘇らせるためのプロジェクトではありません。キング・クリムゾン、レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイド、ジェネシス、PFMといった海外のハード/プログレッシヴ・ロックに敬意を払いながら、日本のアーティスト、フラワー・トラヴェリン・バンド、四人囃子、カルメン・マキ&OZ20世紀に残した作品からインスパイアされた、21世紀のアート・ロック/プログレッシヴ・ロックを創造していくために結成されたグループです。

MIZUKI da Fantasiaの大きな特徴は、先に触れたコンセプチュアルで、ドラマティックなサウンド(メロトロン、アナログ・シンセサイザーを使用)だけではありません。フロントを務める24歳のヴォーカリストMIZUKIの迫力ある歌声もまたこのグループの魅力の一つです。小柄で愛くるしい笑顔を見せる彼女は、一見するとアイドルのようでもありますが、スリリングでプログレッシヴなサウンドをバックに歌う様は、ロック・オペラの主人公のようでもあります。さらに、ピアノ、フルート、メロトロンを担当するアンナ・アルディ(Anna Hardy)の妖艶なルックスは、ドラマティックなサウンドをよりエキセントリックでアグレッシヴなものに昇華させるに違いありません。

CDが売れていません。その一方でコンサートには多くのオーディエンスが集まります。そしてアナログ盤が復活し、静かなブームとなっています。つまり、音楽の市場が収束しているのではなくて、CDというものが売れなくなったと考えてはいかがでしょうか。そして、売れないCDはその形を必要としないものだとも考えてください。つまり、需要のあるCDやアナログは必要とされる作品であるとも言えるでしょう。MIZUKI da Fantasiaはそんな作品作りを目指すプログレッシヴで革新的なグループであると確信します。

MIZUKIプロフィール]

MIZUKI (大田瑞希/おおた みずき)プロフィール●平成4年沖縄那覇生まれ。15歳で音楽出版社主催のコンテストでグランプリを獲得。16歳から各地のイヴェントやラジオに出演し、18歳で上京。有名アーティストの作品にコーラスで参加しながら、沖縄企画のコンピレーションをレコーディング。その間キャニオン・ミュージックに所属しR&BのプロジェクトTARMYとしてレコーディングを続ける。2014年にキャニオン・ミュージックを離れフリーとなって以降は月刊音楽誌ストレンジ・デイズがプロデュースする、ロックとアニメ/ゲーム・ミュージックを融合させたイヴェントファンタジー・ロック・フェス 2014”などに出演。2015年、永井ルイ(セーラー・ムーンのテーマ「乙女のポリシー」、ももクロ、AKANE)らとファンタジー・ロック・オーケストラを結成しビクターエンタテインメントで3曲をレコーディングするも、諸事情により作品はお蔵入りとなってしまう。2016年春以降はMIZUKI da Fantasiaとして作品制作をスタート。ステージでは、ヴォーカルの他に、ピアノ、ペダル・ベース、メロトロンを担当。

MIZUKI da Fantasia(ミズキ・ダ・ファンタジーア):「サクラサク道」PV