2017年7月10日

ヴァン・モリソン、ソロ時代(バング・レコード期)の初オフィシャル・コレクション『オーソライズド・バング・コレクション』(3CD)!

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◎ヴァン・モリソン(Van Morrison)がワーナーに移籍する前、60年代末にバング・レコードに残した音源を編集した3枚組。ゼム(Them)を脱退したモリソンは、ゼム時代からプロデュースに関わっていたバート・バーンズがアトランティックの後ろ盾で興したインディー、バング・レコードとソロ契約を結ぶ(※バート・バーンズは、あの「ツイスト・アンド・シャウト」やマッコイズの「ハング・オン・スルーピー」、ゼムのヒット、「ヒア・カムズ・ザ・ナイト」の作者としても知られる伝説の敏腕プロデューサー)。バーンズは67年、モリソンのセッションの中からシングル・カットした「ブラウン・アイド・ガール(Brown Eyed Girl)」が全米10位のヒットを記録したことを受け、モリソンの意向をうかがうことなく勝手に8曲をセレクトしてファースト・アルバムである『ブロウイン・ユア・マインド(Blowin’ Your Mind!)』(※下段写真)をリリースする。そんな状況の中、レコーディング・セッションを続けたモリソンだったが、同年末に元々心臓に持病があったバーンズは心臓発作で急逝。国外退去問題やレーベル移籍問題を乗り越え、モリソンはワーナーに移籍して、今に至るわけである。

ディスク1は『ブロウイン・ユア・マインド』のステレオミックスと後にリリースした編集盤からの音源、ディスク2は未発表セッション音源集、ディスク3は契約解除のため、やむなくでっちあげた1分程度の弾き語り新曲を収録したもの(「ツイスト・アンド・シェイク」や「ハング・オン・グルービー」いった曲名から、その適当さがわかるだろう)。ディスク1と2からは、既にソウルフルすぎる歌声と非凡なソングライティングの才能を持った稀有なシンガーの熱い息遣いが伝わってくる。同時にディスク3の適当すぎる新曲集から当時のモリソンの苛立ちとユーモア感覚がうかがえる。ギターのチューニングが悪いのも御愛嬌だ。[杉山 達]

LP: Van Morrison『Blowin' Your Mind!』Bang Records ‎/ BLP 218, BLPS 218 / 1967

LP: Van Morrison『Blowin’ Your Mind!』Bang Records ‎/ BLP 218, BLPS 218 / 1967

Official Website:
http://www.vanmorrison.com/
Official facebook:
https://www.facebook.com/vanmorrisonofficial